ギター練習法

【飽き症対策】音楽の聴き方を変えて楽曲の新たな魅力に気づこう!

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音楽を聴き飽きてしまう原因は?

こんにちは。じゅんです。

最近は定額の有料音楽配信サービスや、

Youtubeのアーティストオフィシャルチャンネルなどで

気軽に音楽が聴けるようになりました。

このような環境はアーティストがユーザーに曲を知ってもらうための宣伝

としてはすごく良いですが、

一つの曲をじっくり聴く環境としてはあまり適していないような気もします。

少しでも今聴いている楽曲に飽きたらすぐ別の曲を探してしまうからです。

しかし飽きたらすぐその楽曲を聞かなくなってしまうのは

すごく寂しいと思います。

楽曲はアーティストが時間をかけて誠心誠意作ったものですから

少し聞いただけではわからない奥の深さというものは絶対にあると思います。

そこで一曲を深堀して聴いていく方法を今回はご紹介したいと思います。

楽器の音を把握する

歌モノの場合は意識しなくても聴くのは歌でしょう。

しかし曲の中ではギターやベース、ドラム、ピアノ、管楽器、エフェクティブな音色などたくさんの音があります。

みなさんがある楽曲を聞き飽きてしまった時に、

今挙げた楽器のどれほどが聞けているでしょうか。

おそらく歌メロは頭にすぐ浮かぶと思いますが他の楽器はどうでしょう?

すぐには思い出せないことが多いと思います。

これはある意味、歌メロしか楽しんでいないのと同じです。

他の楽器も頭の中で流れるくらいになって

ようやくその楽曲をちゃんと聴けたことになるのではないでしょうか。

楽曲を分析してみよう

ドラム

その楽曲のドラムパターンはどうなっているでしょうか。

まずはバスドラとスネアとハイハットを意識するといいと思います。

ドッタンドドタンというフレーズがあったとして、

この”ド”がバスドラで”タン”がスネアです。

また、同時にチチチチチチチチという高い音がなっていたら

それがハイハットになります。

ハイハットは閉じた状態だとチチチチチチチチと音が出て、

開いた状態だと、シャンシャンシャンシャンというようなニュアンスの音が出ます。

ドラムはノリをつかさどる楽器ですので、

よく聴いて楽曲のグルーブを感じ取れるようになれるとすごく楽しいです。

ベース

楽曲の中でボボボボボというような低い音がなっていたらそれがベースになります。

ベースはギターの音と混ざりあって聴きづらいことがありますが、

一番低い音を意識しましょう。

ベースはドラムと合わせてリズム隊と言われるぐらいですから、

楽曲のノリを出すために重要な楽器になります。

なのでドラムとベースを個々に聴けるようになったら、

次は二つ同時に聴くようにしましょう。

うまく二つの楽器が絡み合っているのがわかると思います。

ピアノやオーケストラ

次にピアノやオーケストラです。

これはJPOPやロックの楽曲を聴く時にありがちなのですが、

実はピアノやオーケストラがバックで小さくなっているのに

ギターやボーカルしか聞けていないという状態です。

これはとてももったいないので、

どんなフレーズを弾いているのかを意識して聴くようにすると

びっくりするぐらいその楽曲の魅力に気が付くことがあります。

ギター

次にギターです。

ギターの場合、

大まかにバッキングギターとリードギターの二本が使われていることが多いです。

単音が目立って聞こえているのはリードギターで、

複数の音が混ざったコードを弾いているのが

バッキングギターととらえればよいと思います。

ギターはいわゆる装飾の係なので、

元の木の部分、つまりドラムとベースの上にどのように味付けしているのかというのを

意識して聴くと楽曲全体のイメージがしやすくなると思います。

ボーカル

最後にボーカルです。

ボーカルはみなさん無意識のうちに聴いていることと思いますが、

音程、歌詞とを分けて聴いてみると意外な発見をすることがあります。

普段はなんとなく聴き流していたからそこまで歌詞を覚えてないけど、

よく聞いてみるとすごく良い歌詞だなと思うことがあったり、

音程も予想以上に難しいことやっているんだなと気づきます。

音程については打ち込みをするともっと理解を深められ、

その楽曲のメロディーの難しさに衝撃が走ることもあります。

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まとめ

・聴き飽きてしまった楽曲でも、その曲の5分の1も理解出来ていない可能性がある

・ドラムやベースはリズム隊であることを意識して聴くとノリが掴める

・ピアノやギターは、リズム隊の上でどのように楽曲を色づけしているのかを聴く

・ボーカルは歌詞と音程を分けて聴いてみると新しい発見がある

さいごに

どうでしたでしょうか?

以上のことを意識して聴けば、

一度でもハマった楽曲であれば飽きずに聞けるようになると思います。

聴き飽きてしまうというのは楽曲に原因があるわけではなく、

聴く側に原因があるのだと思います。

そこで音楽の聴き方を何通りも自分の中に持っていると、

長期間に渡って1つの音楽を楽しむことが出来ます。

楽器の練習でこの曲飽きてしまったなと思ったときなども、

今回の記事で書いたことを試してみてください。

きっとその楽曲の新たな魅力に気づき練習がはかどるでしょう。

今回の記事を読んで、

みなさんの音楽ライフがより楽しいものになることを祈っています。