囲碁は難しくない
こんにちは。じゅんです。
みなさんは囲碁についてどのようにお考えでしょうか?
将棋はルールを知っているが、囲碁はなんとなく難しいイメージだなと感じることが方が多いかもしれません。
しかし、根本的にどのようなゲームか分かっていれば、囲碁はそこまで難しいものではありません。
基本的な布石や、詰碁を把握していればある程度打てるようになるからです。
今回は私の囲碁の経験を活かし、初心者に向けて囲碁の概要を説明をしたいと思います。
囲碁への入り口はヒカルの碁
みなさんはヒカルの碁という漫画をご存じでしょうか。
以前少年ジャンプで連載されていて、囲碁ブームに火をつけることになった漫画です。
主人公のヒカルが、家の倉で汚れた碁盤を見つけ、その碁盤に宿っていた佐為という霊に取り憑かれるお話しです。
最初は佐為のために囲碁を打っていたヒカルですが、碁会所で生涯のライバルとなるアキラと出合い、囲碁への道を自ら歩んでいくことになります。
この漫画では、そこまで囲碁のルールを詳しく説明していないため、囲碁を知らない人でも読みやすかったのが良かったです。
私はヒカルの碁がきっかけで囲碁に熱中し、囲碁を始めて2年で高段者として打てるようになれたので、とても思い入れがあります。
この漫画のおかげで、囲碁人口が急激に増えたとも言われています。
囲碁は石取りゲームではなく、陣地取合戦
囲碁はたくさん相手の石を取った方が勝ちと勘違いされやすいですが、実際は陣地が多い方が勝ちになります。
相手の石を取ることが勝ちに繋がることも多々あるので、完全に間違えているわけではありませんが、いくら相手の石をとっても陣地の大きさで勝てなければ意味がないのです。
ここでいう陣地とは何かというと、碁盤の中の自分の石で囲まれたスペースです。
囲碁は相手の陣地を奪うという意味で、戦国時代の戦いに近いものがあります。
戦国時代の戦いは、相手の領土を奪うために、相手の兵を倒していきますよね。
囲碁も同じで、相手の陣地を奪うために相手の石をとっていくことがあるのです。
くわしいルール説明は、この記事内では難しいため、いずれ他の記事で出来ればと思っています。
囲碁はインターネットと碁会所で打てる
さて、では囲碁を打とうと思ったときは、どこで打てばよいでしょう。
一番手軽なのはネット碁です。
ネット碁は、有料サービスもあれば無料のものもあります。
では、どちらが良いのでしょう。
まずは、有料サービスの無料体験をしてみるのが良いと思います。
私がおすすめするのは、日本棋院幽玄の間というサービスです。
無料会員だとサービスがかなり制限されますが、それでも十分な機能です。
無料会員は自分で対局を申し込むことが出来ないので、幽玄の間を開いたまま、本を読んだり、ネットサーフィンをして待っていましょう。
幽玄の間は利用者が多いため、時間帯や棋力にもよりますが、10分もかからず対局申し込みがくると思います。
さらに、囲碁という性質上、年齢層が高めの人達も利用しているため、平日の昼間でも少し待てば対局申し込みがくるのが良いですね。
ネット碁以外だと、碁会所でも打つことが出来ます。
初心者がいきなり碁会所で打つのはハードルが高い可能性があるので、碁会所で行われる囲碁講座(初級)などを先に受けておくと良いかもしれません。
そうすれば、だいたい同じくらいの棋力の人が集まりますから、今後碁会所で打つ時にちょうどいい相手になると思います。
囲碁は優柔不断な人に向いている
囲碁の良い所は、持ち時間が長いことです。
基本的に、アマチュアの対局は各自の持ち時間40分もあるため、打つ速さは全く求められません。
なので、なにかと判断することに時間がかかってしまう人でも楽しめるでしょう。
むしろ優柔不断な人の方が向いているかもしれません。
私は、昔から瞬間的な判断能力が低いため、野球や卓球やバスケなどが全然出来ませんでしたが、この体質は長時間の思考を必要とする囲碁にはとても向いていました。
今では考えすぎて時間切れしてしまうくらいなので注意しています。
なんでも速さを求められる社会に嫌気がさしたら、囲碁のようにゆったりとした時間をすごせる遊びでリフレッシュしてみませんか?
囲碁は敷居が高いと思われていますが、週一で囲碁講座に通うなどすれば十分に強くなれますので、みなさんもぜひ挑戦してみてください。